歯周病とアルツハイマー型認知症

マウスに歯周病の原因菌を3週間連続で投与した結果、マウスの脳内にあるアルツハイマー型認知症を引き起こす

たんぱく質「アミロイドβ」が10倍に増え、記憶力が低下したという研究結果が発表されました。

これまでもアルツハイマー型認知症の方の脳内から歯周病の原因菌が発見されていましたし、

アルツハイマー型認知症に歯周病が深く関わっているであろうといわれていました。

今回の発表でより関連性が確かめられた形になりました。

 

さてそれではこの発表から私たちが気を付けることは何でしょうか。

まずはこのニュースの中でも触れられていましたが、「正しい歯の磨き方と歯石取り」です。

定期的に「歯石取り」に行けばいいだろうと考えている方は多いと思います。

しかし、4か月に一回歯石取りをしたとしても3/365日でしかなく、残りのほとんどはセルフケアに委ねられています。

厳しい言い方をすれば、1年に何度か歯石をとっても残りの大半でしっかり歯磨きができていなければ無意味なのです。

歯周病の本当の原因は歯石ではなく、歯や歯石に付着する菌の塊、プラークです。

このプラークを毎日の歯ブラシでしっかり除去できることが一番大事です。

プラークが付着しやすい歯石を除去するのは歯科医院でしかできませんし、歯石をとることも重要です。

ただ、もっと重要なのは定期的な検診時にブラッシング指導を受けることです。

自分ではどこが磨けていないかというのは分かりませんし、個々の磨き方の癖などもあります。

「磨いている」と「磨けている」は違うのです。

ぜひ定期的なメンテナンスとブラッシング指導を受けてアルツハイマー型認知症を予防しましょう。

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